金正日総書記が死去し、アジア株急落 ドル急騰
2014/08/31
先週末の欧米株は、格付け会社がユーロ 6ヶ国の国債を引き下げると発表したため、朝高で始まったものの売りに押されて前日比 2ドル安で引けた。ただ、NASDAQはプラスで引けており、全面安という展開ではなかった。
先週末にフィッチがユーロ各国の債権引き下げを発表したために、東京市場でも改めて欧州債務問題が意識され下げて始まったものの、前場は 70円安程度の 8,330円前後でほぼ値動きはなかった。
しかし、12時過ぎに「金正日死去」のニュースが流れると状況が一変。
地学的リスクから韓国株(一時 4.9%安)、ウォンが売られ、上海株(一時 2.56%安)も大きく売られた。それに伴い、東京市場も 120円(1.5%)以上下げる場面もあった。また、有事のドル買いで円も数十分で 0.2円も急落している。
その後は、韓国株が下げ渋ったことで市場は落ち着きを取り戻し、急落前の水準まで戻す場面もあった。結局引けにかけて再度安くなり、今日も 3桁の下げで引けた。105円(1.26%)安の 8296円で、8300円を維持できなかった。
今日の戦績
8001 伊藤忠
【購 入】805円(12/12)
【現在値】767円
【損 益】(-38円。-4.72%)(前日比 -1円。-0.13%)
8002 丸紅
【購 入】484円(12/12)
【現在値】462円
【損 益】(-22円。-4.55%)(前日比 -4円。-0.86%)
今日は丸紅より伊藤忠の方が強かった。
日経平均が下げる中、伊藤忠は前場でも一時前日終値まで上げる場面があり底堅い値動きをしていた。丸紅もプラス圏までは遠かったが、前場は日経平均の値動きがほぼなかったことを考えると、底値を切り上げる形で上げていたため堅調だったといえるだろう。
だが、日経平均と同様後場に入り事態が急変する。
金正日のニュースを受け、両株ともに大きく下落。伊藤忠で 13円(1.69%)安、丸紅で 11円(2.36%)安となった。さすがにこのときは、先週末から同様にもうどんよりして、好きにしてくれと思うしかなかったワケなのだが、直後に回復を始めたために一息つくことが出来た。
伊藤忠は 14:20頃にプラス圏に、丸紅は 14:45に前日値と同じ値まで戻してきたためこのまま上げてくれれば、と思ってはいたのだが、引けにかけては下げて引けた。
後場の 2時間半の間だけではどのような影響があるか見極め切れていないのだと思われるが、久しぶりに日本の取引時間中に発生した重大な事案だったのではないかと思われる。
ネガティブな話題ではなく、ポジティブな話題であればよかったのだが...
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