東証のシステム障害で 241銘柄が取引停止 それでも堅調
2014/08/31
仏独が 2%前後の上昇を見せ、ダウ、NASDAQも上昇し昨年来の高値水準まで上昇した。
世界の経済指標の改善報告が相次ぎ、景気減速懸念が和らいできたことで買いが優勢となってきたようだ。
その堅調な流れを受け東京市場も始まる予定だったのだが、寄り付き前に東証でシステム障害が発生し、株式や ETFなどを含む 241銘柄の取引中止を発表した(東証のシステムを使っている札証は全銘柄停止)。
通常は、このようなシステム障害が発生した場合は、市場に悪影響を与えるために大きく売り込まれることが多いのだが、そんな障害をものともせずに上昇して始まった。
ヨーロッパが 2%前後の上昇をしていたことに比べると上昇幅は終値 67円(0.76%)と物足りないが、3日続伸していることを考えると非常に強い相場といえるのだろう。
ちなみに、昨日は寄り付き前の外国証券の注文動向で差し引き 2000万株のマイナスというリーマンショック直後に匹敵するほどの売り越しとなっていたのだが、それでもほぼ前日終値と変わらないレベルで取引が始まり、終値ではプラスで取引を終えていた。
今の相場環境はそれほどまでに底堅いと言える。
相場全体の心理がいいときは、システム障害のようなマイナス要素も関係ないのだろう。昨年の 11月頃の非常に重たい空気の時であったならば、-200円になるくらい売り込まれたのではなかろうか。
また、システム障害があったものの売買代金は 1兆2393億円と売買代金も堅調だ。
果たしてこの空気感がいつまで続くのだろうか。
今日の戦績
トレードなし
今使っているトレードルールが、現状の相場観に合っていないのだと思われるため、少しトレード条件を緩和する必要があるだろう。
そもそも、前日比の値動きが 100円未満の日が 9日連続しており、また、1日の値幅も非常に小さい状況ではなかなか短気で値幅取りを成功させることは非常に難しい状況にあると思われる。
そのため、10日前後くらいで収益を出すようなルールを設定する必要があるのかもしれない。
ちなみに、ちょっと前まで持っていた伊藤忠、丸紅だが、今日が決算発表だった。
伊藤忠は 14時から始まったのだが、好決算と増配を発表し直後に一気に上昇。数分で 540円から 555円(+15円、+1.75%)の急騰であった。引けにかけてももう一段の上昇をしており、880円くらいまでは一気に行くのだろう。
一方、丸紅は日中は大きく上げていた(一時 +13円、+2.45%)ものの、14:30から始まった決算発表では好決算を発表したものの通期予想を据え置いたことで株価は急落。場中の値上がり分を全て帳消しにし、何とかプラスを維持したものの前日比 +1円(+0.19%)とほぼ前日値まで下げて引けた。
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