年末近くでアメリカ市場も閑散 個人的に店じまいといったところ
2014/08/31
年末も近く欧米市場の参加者も少ないことから、ちょっとしたことで大きく相場が動く地合いがあってか、大きなニュースもない中ダウは 140ドル(1.1%)も下げた。
市況としては、イタリアの 2年ものの国債が無難な結果だったが、今日実施される 10年ものの国債に対しての警戒感から金融株を中心として下げ圧力として働いた。
東京市場は欧米市場が大きく下げたこと、ユーロ安が進んだことを受けて下げて始まった。
毎度のように日本固有の材料がなく、年末も近く、今晩行われるイタリア国債入札の見極めなどもあり、積極的な売買は手控えられている。
ただ、後場に入りアジア株がそれなりに堅調に推移していることもあり、後場に入っては下げ幅を縮めて取引を終えた。終値は 24円安の 8398円と 8400円回復とまでは行かなかった。
また、売買代金は 5483円と今日も売買代金は寂しいものだった。
今日の戦績
8001 伊藤忠
【購 入】805円(12/12)
【現在値】780円
【損 益】(-25円。-3.11%)(前日比 +6円。±0.78%)
8002 丸紅
【購 入】484円(12/12)
【現在値】460円
【損 益】(-24円。-4.96%)(前日比 +4円。+0.88%)
今日は両株とも似たような動きで、日経平均とも似たような動きをしていた。
朝は安く始まったものの、日経平均は 10時過ぎに底を付けてその後上げに転じた。
伊藤忠は底を付けたのが 9時半。丸紅は 11時頃が底値だった。(丸紅は、9時半頃一度安値を付け前日終値を上回るところまで回復したが、再び下げに転じ 11時頃底値を付けた。)
そして、底値を付けたあとはほぼ一本調子で底値を切り上げる形で上昇をしてプラス圏で引けた。日経平均はプラス圏までは回復しなかったので、それに比べると堅調な値動きだったといえるが、伊藤忠が 2連騰しているのに比べ、丸紅は昨日下げたぶんを取り戻しただけに過ぎない。
伊藤忠は上昇トレンドに戻ったように見えるが、丸紅は下降トレンドのなかの一時的な回復に見えるのが残念だ。
日経平均は年末最後の 3日で三連騰すると年明けの 3日も三連騰する確率が非常に高いとのことで、個別株に同じことが言えるのであれば、明日伊藤忠が上昇して終わった場合は年明けの相場が楽しみである。
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