政権交代を見越し連日の大幅上昇
2014/08/31
【昨日のアメリカ市場】
週間の新規失業保険申請件数が前週比で大きく増えた。フィラデルフィア連銀が発表した 11月の景気指数も市場予想以上に悪化。サンディによる被害が景気に悪影響を与えているとの見方が広がった。
また、財政の崖の回避に向けた協議が始まるが、妥協は難しいとの見方も根強く景気後退懸念も相場の重しとなった。
たびたびプラス圏に戻していたものの、全体としては、マイナス圏での推移で、大きく下げる場面では前日比で 70ドル近い下げを記録していた。
終値では急速に下げ幅を縮小し 28ドル安 12542ドルまで戻して引けた。
ただ、ウォルマートの四半期決算の売上高が市場予想に届かなかったことで 3%以上急落し、ダウの指数を 20ドル押し下げていることを考えると、ほぼ前日終値と変わらずといったところか。
【東京市場】
政権交代を見越し、追加の金融緩和などのデフレ脱却に向けた政策が打ち出されるとの思惑や、現状打破に対する期待感の高まりから幅広い銘柄が買われた。
自民党が政権を取った場合、日銀に一段の追加緩和を迫るとの見方が金融、不動産株を中心に買いを向かわせた。また、追加緩和の思惑から円売りにつながり、輸出関連株も値上がりした。
前場は右肩上がりで上昇を続けたが、上昇幅が 200円に近づき、9000円台に乗せた午後はさすがに上値が重たくなった。
終値では 194円(2.2%)高い 9024円。上げ幅は 4月18日の 202円高以来の高水準で 9000円台回復は 11月5日以来。また 2日間で 360円ほど上昇した。
売買代金も 1兆5050億円と大商いとなった。
今日の戦績
9509 北海道電力
【売 値】776円(10/23)
【買い戻】772円(11/16・オーバーナイト)
【売買数】600株。465,600円。
【損 益】1株単位:-4円。-0.52%。損益額:-3,000円。
今日もオーバーナイトしている北海道電力は、60円(8.42%)の大幅上昇となり、ようやく買った値段まで戻ってきた。これで週明けに一段高で売り抜けることができれば一安心ということになる。
約 1ヶ月持って来たことになるが、その間に 10万円の利益を出せていたとはとても思えないため、損失を減らすことができたことは御の字と言えるだろう。
また、下記の銘柄は、売買対象としてリストアップされたものだが、このうち、売買代金も含め売買対象になった銘柄はなかった。
仮に下記の銘柄を購入していた場合は、エントリーは売りで行うことになっていたので、4万円を超える損失になっていたようだ。
2158 UBIC 始値:6,420。終値:6,470。損益:-50円、-0.78%。
2338 ファステップス 始値:53,300。終値:56,100。損益:-2,800円、-5.25%。
3276 日本管理センター 始値:2,030。終値:2,116。損益:-86円、-4.24%。
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