今週は軟調な展開 アメリカ株続落 日経平均も続落
2014/08/31
先週末に行われた EU首脳会議の内容では不十分との認識があり、それにより、イタリア国債の利回りが 7%を超えて推移し、欧州株が下落。それを受けてアメリカ株も続落した。先週は首脳会議に期待が集まり上げていただけに、その期待を裏切ったことによる見切り売りとなった可能性がある。
また、東京市場では、市場が開く前に発表された大企業製造業の業況判断指数が市場予想を下回ったことも買いを手控える材料となったようだ。
ただ、東京市場は 100円程度下げていたものの、後場の中頃までは膠着状態の中何とか 8400円を維持していたが、外国人投資家の売りが増えてきたことや、アジア株が下落したことを受け、引けにかけて 8400円を割り込むと下げ足をさらに速めてほぼ今日の安値で引けた。(141円安、1.66%安の 8377円。)
ドイツの景気は堅調といえるが、堅調の理由の一つとしてユーロ安に支えられていることが言われており、そのしわ寄せがギリシャやスペイン、イタリアへと波及している格好だと言われている。
ドイツ国民が「なぜ放漫財政を続けてきたギリシャやスペインなどを救済する必要があるのか」と言いたくなるのはよく分かるが、ドイツは統一通貨であることで最大限のメリットを享受しているワケなので、メリットを享受して得られた利益を使って他のユーロ諸国を支援するべきなのだと思う。
メルケルよ、欧州共同債を導入すると発表してくれ!
今日の戦績
8001 伊藤忠
【購 入】805円(12/12)
【現在値】789円
【損 益】(-16円。-1.99%)(前日比 -11円。-1.38%)
8002 丸紅
【購 入】484円(12/12)
【現在値】488円
【損 益】(-11円。-2.27%)(前日比 -15円。-3.07%)
伊藤忠、丸紅ともに大きく下げて、大きく戻し、引けにかけて大きく下げると言う展開だった。
いずれも下げて始まり、10時頃に前日比で伊藤忠 18円(2.25%)安、丸紅 17円(3.48%)安まで大きく下げたが、その後、昨日と同じように 1時間あまりで大きく上げる展開となった(底値から伊藤忠 19円(2.43%)、丸紅 13円(2.76%)も上げた)。
その後は後場の引け近くまでは一進一退の展開が続いていたが、日経平均が下げ足を速めるのにあわせて大きく下げて引けた。丸紅は、昨日の上げが大きかった分今日の下げが大きくなったようだ。
昨日に引き続き、伊藤忠、丸紅の値動きは非常に連動性が高かった。
そのため、他の総合商社株を見てみた。
一般的に総合商社と呼ばれている企業は、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日の 7社。5大商社という場合は、丸紅までをいい、7大商社という場合はこの 7社を指す。
さて、昨日の値動きだが大手 5社は 14時前後を境に大きく値上がりをしていた。いずれの会社の値動きも理由はよく分からないが、非常に値動きは近いものがあった。
だが、今日の値動きは少し様子が違った。7社のうち双日は非常に値動きが小さいためよく分からないが、伊藤忠、丸紅を含めた 6社が 10時頃に大きく反発しているが、残りの 4社は反発こそしているものの大きく反発したと分かるようなものではなかった。
丸紅の値動きの理由としては、10時過ぎに「チリの銅山開発の権益を取得した」と伝わったことか?
権益取得を手がかりに大きく反発したが、銅価格の下落や景況感の先行き不透明感から引けにかけて大きく下げた可能性がある。
これが理由であれば、しばらく商社株は下げる可能性がでてきた....
ただ、来年の春先にかけて需要が旺盛になるため、年初に向けては市況が改善する季節的なサイクルがあると言われているため、1ヶ月~2ヶ月程度の中期投資を目指す方であれば今は仕込み時のと言えるだろう。
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