欧米市場が下げる中、週末を控えて低調な取引に
2014/08/31
欧米市場、いずれも続落。
アメリカ市場は、スペインの国債入札が波乱なく終わったことにより堅調な出だしとなった。しかし、新規失業保険申請者件数や中古住宅販売件数、フィラデルフィア連銀の景気指数などが市場予想より悪かったことにより、景気回復が遅れているのではないかとの観測が浮上し後場に入りマイナスに転じ、徐々に下げ幅を拡大する展開となった。一時 130ドル以上下げる場面があったものの、終値では 68ドル(0.53%)安の 12,964まで回復し取引を終えた。ただ、大台の 13,000ドルは割り込んだ。
東京市場は、海外の株安の流れを受けて続落で始まった。日中に特に目立った材料がなかったことや、週末と言うことや、フランス大統領選、FOMC、日銀の金融政策決定会合が来週に控えていることなどから積極的な売買が手控えられ、終日軟調な展開となった。
終値は 27円安い 9,561円。1日の値幅は 48円と小さく、また、売買代金も 9686億円と 1兆円を割り込み、寂しい展開だった。
今日の戦績
なし
今日もエントリー対象となる銘柄がなかった。
今週は 1日しか取引が行われないという寂しい 1週間となったのだが、こういう状況があることも想定すると、資産を定期的に動かし続けるという意味に置いて、改めて違う売買ルールを追加することも検討する必要があると思える。
せっかくなので、少しエントリー記事の内容を水増ししておこう。
とあるネット上の番組で「損切りをするためにどうすればいいか」と言う話をやっていた。
その方法としては 3つある。
・買った額を忘れろ
今後上がるか、下がるかだけで判断しろ
・引き続き持つと言うことは同じ値段で買うことと同じこと
今の値段で買うのであれば持っておけ
・予め損切りするレベルを決めておき、機械的に損切りをしろ
最後の、予め損切りをするレベルを決めておきそこに達したら機械的に損切りをする、と言う方法は、株式投資を行うための本などを読めば必ず書いてある方法だ。
当たり前のように書いてある取り決めではあり、システムトレードでも同様に対応を行うものではあるが、システムトレードを行うようになって理解したのは、損切りのルールだけしっかり決めていてもダメだ、と言うこと。
利益確定をする方のルールがないのに、損切りのルールだけをしっかり守っていたのでは、損切りだけが増えていくという状況になりうるだろう。
利益確定をする際もどのような状況でしっかり利益確定をするのか、それが決まっていないとそもそも勝てるルールなのかが分からず、カンでやっていたのでは勝てるはずがない、と言うことだ。
また、上 2項目はいずれも、すでに含み損を抱えている状況なので、買った額を見ながらマイナス分を考えても仕方がない。と言う前提で考えると言うことだ。
そして、いずれの判断も言葉は違うが同じことで、「上がるか下がるか」の判断を「今の値段でも買うかどうか」で考えると言うことでもあるわけだ。
今後上がると思うのであれば、今の額でもまた買おうと思うだろうし、そうであるならばもう少し持っておけばいいのではないか、と言うことだ。
ただ、その場合でも、どれくらい戻ったら売るのかそれを考えて置かなくては行けないだろう。そして、その売るタイミングは買った金額に影響されるべきではないことは言うまでもないことだが。
番組で話されていたことは以上のところまでだが、結論としては、トレードするための売買ルールをしっかり持ってそれを堅持してトレードしよう、ということである。
行き当たりばったりのトレードで利益が出せるほど甘くない、と言うことである。
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