ニューヨークは弱かったが、ヨーロッパの株高、円安が下支え
2014/08/31
ニューヨーク市場は、ギリシャの債権問題の交渉が停滞しているとの見方や 4日続伸していることもありひとまずの利益確定に押される形で 4日ぶりのマイナスで引けた。
ただ、決算発表の収益拡大期待は強いため、下値を売り込むような動きにはならなかった。また、下げたとはいえ、11ドルだけであり、ヨーロッパ市場は上げていたことや、ドル、ユーロいずれにも円安に動いていることで、東京市場は堅調な値動きで始まった。
10時過ぎには前日終値に比べ 60円高まで上昇する場面もあったが、ここ数日間の上昇ピッチが早かったこともあり、利益確定売りに押されて後場にかけて上昇幅は縮小していったが、マイナス圏になることはなく引き続き地合は堅調といえる。
今後は、8800円が意識され調整局面にはいるのか、決算内容を確認した上で銘柄個別で上昇を続けるのか、面白い展開になってきたといえるだろう。
日経平均の終値は 19円高い 8785円。売買代金は 9792億円と 1週間ぶりの 1兆円割れとなった。
今日の戦績
8001 伊藤忠
【購 入】805円(12/12)
【現在値】816円
【損 益】(+11円。+1.37%)(前日比 +11円。+1.37%)
8002 丸紅
【購 入】484円(12/12)
【現在値】512円
【損 益】(+28円。+5.79%)(前日比 +7円。+1.39%)
日経平均の上昇力が弱い中、両株とも堅調に上昇した。
ただ、値動き自体やや違っており、丸紅は日経平均と同じように前場が高く後場はやや値を下げる展開となったが、伊藤忠は後場一段高となる強い動きとなった。とはいえ、終値での上昇率が同じなため、前場の丸紅がやや上げ過ぎだったのかもしれないが。
また、伊藤忠も今日の上げで手数料を含めてプラス圏になってきた。そのため、伊藤忠は値動きが重いことと JPモルガンの投資判断が引き下げられたこともあり、適当なところで売却する方が良さそうだ。
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