システムトレードは初心者には理解されにくいのかもしれない
2014/08/31
今年はシステムトレードで収益改善を目指すことに決めたのだが、システムトレードのことを友達の何人かに話をしてみた。
すると、大半の友達はシステムトレードに対して否定的な考えを示したのだ。
肯定的な反応をしたのは、私と同じように長年トレードをしている友達だけだった。
否定的な考え方をした友達曰く、
「そんなプログラムの言いなりのままトレードして
損が出たらどうするの?」
「そんなプログラムがあるなら
誰でも儲かるんじゃないの?」
「もっと真剣に市場の情報を読みながら
張り付いてトレードした方がいいんじゃないの?」
などなど。
いろいろと説明をしてみたが、自分でトレードをしたことがない人にいくら説明をしてもらちがあかないことが分かった。
一言で言うなら、市場で勝っている人たちは、「すごい人たち!」と言う思いがあるのだろう。
市場に張り付いていれば情報収集が出来、勝率が上がる!
これまでの勘と経験を活かせば勝率が上がる!
勝っている人たちはすごいテクニックを持っている!
そう思っているのだろう。
そう言う意味で言うと、私がシステムトレードに出会うまでに 10年かかったわけだが、出会うまでに 10年という時間が必要だったのは必然だったのかもしれない。
そして、相当な額の授業料を市場に支払ったことも必要な経費だったのだろうと思えてならない。
システムトレードのことは 2、3年ほど前から知ってはいたが、それを正確に理解しようとすることはなかった。
そして、更に市場から打ちのめされて、10年経ってようやく「裁量トレードでは勝ち続けることが出来ない」と思うに至った。
そこまで来たからこそ、システムトレードに出会ったときに「これしかない!」と思えたし、それに従い運用をしてみようと思えるようになったのだ。
おそらく、そこまでの失敗をしていない人であれば、システムトレードを行いながらも自分でそのルールを破ったり、自分勝手に解釈を変えながら運用して失敗するきっかけを作ってしまうんじゃないかと思えてならない。
ある友達が言っていたが、「プログラムが出した売買指示を信用できるのか?」と。
だが、今の僕が思うのは「自分で判断して売買している方が信用できない」と。
人間には感情がある。
そしてそれが、売買の判断に悪影響を及ぼしていると思えてならず、だからこそ、プログラムを信用しようと思えるに至ったのだ。
システムトレードは、トレードルールに従えば、初心者でも収益を上げていける可能性は高くなる。
だが、システムトレードでも勝っていくためには、それまで市場に多くの授業料を払ってきたからこそ到達できる心理状況があるのではないか、と思えてならない。
それを考えると、個人投資家にシステムトレードを使ってトレードを行う人が今後大勢を占めるようになることはないと思えてならない。
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